来賓を代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
今日からこの伝統ある紫雲中学校で、皆さんの中学校生活がはじまります。
私も皆さんと同じようにこの紫雲中学校の卒業生です。
今振り返ってみると、当時、私はちょっと生意気な中学生でした。
剣道部の先輩に向かって、「先輩なら先輩らしく尊敬できる先輩でいてください。
一年早く生まれたと言うだけで、いばるんじゃない」などと言ったりしたことから、剣道部をやめたりしたこともありましたが、その後バドミントン部に入って新先生という素晴らしい先生や先輩、同級生の仲間に恵まれて充実した部活動生活を送ることができました。
そして当時の仲間とは今でも年に何回か集まっては、当時のことや、今の仕事や家族のこと等を話したりしています。
中学校では部活動を通して、同級生だけではなく、先輩、後輩といった仲間がたくさんできます。
同じスポーツや文化活動を通して出来た友情は、一生の宝物になると思います。
また、私は三年生の時に、生徒会長選挙に立候補しましたが、その際、ちょうどこの場所で、「私は生徒会は大嫌いです。
でも、侍ジャイアンツという野球マンガの主人公が、大嫌いだったジャイアンツに入って、ジャイアンツを変えようと決意したのと同じ気持ちで立候補しました」などと演説して生徒会改革を訴えて当選し、その後、みんなからアンケートを取り、コーラの自動販売機を設置するように当時の高橋校長先生にお願いしてこれを実現していただきました。
その収益で図書室にクーラーを入れようとも思っていました。
学校内に自動販売機が設置されたのは画期的でたいへん便利でしたが、 私が卒業した後、いつの間にか、なくなってしまったようです。
当時の自分を振り返ってみると、かなり積極的で、ちょっとやんちゃな中学校生活であり、今思うとちょっと恥ずかしく思ったりもしますが、当時の自分としては一生懸命だったと思いますし、今では良い思い出になっています。