おやじ弁護士の子育て

おやじ会の会長でもある弁護士が,おやじ会活動や弁護士活動を通じて感じた子育てについて綴ります。

紫雲中

中学校入学式祝辞

 来賓を代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 今日からこの伝統ある紫雲中学校で、皆さんの中学校生活がはじまります。

 私も皆さんと同じようにこの紫雲中学校の卒業生です。

 今振り返ってみると、当時、私はちょっと生意気な中学生でした。

 剣道部の先輩に向かって、「先輩なら先輩らしく尊敬できる先輩でいてください。

一年早く生まれたと言うだけで、いばるんじゃない」などと言ったりしたことから、剣道部をやめたりしたこともありましたが、その後バドミントン部に入って新先生という素晴らしい先生や先輩、同級生の仲間に恵まれて充実した部活動生活を送ることができました。

 そして当時の仲間とは今でも年に何回か集まっては、当時のことや、今の仕事や家族のこと等を話したりしています。

 中学校では部活動を通して、同級生だけではなく、先輩、後輩といった仲間がたくさんできます。

 同じスポーツや文化活動を通して出来た友情は、一生の宝物になると思います。

 また、私は三年生の時に、生徒会長選挙に立候補しましたが、その際、ちょうどこの場所で、「私は生徒会は大嫌いです。
 でも、侍ジャイアンツという野球マンガの主人公が、
大嫌いだったジャイアンツに入って、ジャイアンツを変えようと決意したのと同じ気持ちで立候補しました」などと演説して生徒会改革を訴えて当選し、その後、みんなからアンケートを取り、コーラの自動販売機を設置するように当時の高橋校長先生にお願いしてこれを実現していただきました。

 その収益で図書室にクーラーを入れようとも思っていました。

 学校内に自動販売機が設置されたのは画期的でたいへん便利でしたが、 私が卒業した後、いつの間にか、なくなってしまったようです。

 当時の自分を振り返ってみると、かなり積極的で、ちょっとやんちゃな中学校生活であり、今思うとちょっと恥ずかしく思ったりもしますが、当時の自分としては一生懸命だったと思いますし、今では良い思い出になっています。


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中学校卒業式祝辞

 私が,紫雲中学校のPTA会長をしていたときの卒業式での祝辞です。

 あれから8年,裁判員裁判もはじまってもう5年以上が過ぎました。

(祝辞)

 来賓を代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。

  卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 中学校生活はどうでしたか。

 たくさんの楽しい思い出が出来たことでしょう。

 そして、今日、卒業の日を迎え、皆さんは、これからの将来に向け、希望に胸をはずませていることでしょう。

 ところで、今、社会では、様々な分野で急激な改革が行われています。

 そして、皆さんには、これからこの新しい時代の中での活躍が期待されています。

 私は、弁護士という法律に携わる仕事をしていますが、この分野でも「司法改革」と称する大きな改革が行われています。

 その中でも一番大きな改革は、「裁判員制度」です。

 数年後、皆さんも裁判員に選ばれるかもしれません。

 裁判員に選ばれると、皆さんが裁判官と一緒に、被告人が有罪か無罪か、有罪だとしたらどんな刑にするのかを決めることになります。

 これからの皆さんにはこのような重要な役割も期待されているのです。

 それ以外でも皆さんは、これから受験、就職、結婚など、人生を歩んで行く上で、いたるところで決断や判断をしていかなけばなりません。

そして、そこで何を選択するかが自分の人生を決めることになります。

では、そのとき何を基準に判断したらいいのでしょう。


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中学校卒業式祝辞

 来賓を代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。
 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 中学校生活はどうでしたか。たくさんの楽しい思い出が出来たことでしょう。
 私も紫雲中学校の卒業生ですが、今も当時の思い出は大切な宝物だと思っています。
 さて、これで「義務教育」も終わりです。
 これからは、自分で、自分で進む道を決め、きちんとした目的を持って進んでほしいと思います。
「高校」へ行く人も、自分の将来の仕事や進むべき道を決めるために、もっと勉強するんだというはっきりとした目的を持って頑張って欲しいと思います。
 今回、生徒会誌「紫雲」にも書きましたが、日本IBMというコンピューター会社の会長の北城恪太郎氏は、今日の皆さんと同じ中学校卒業時に担任の先生から「数学や理科の
成績はいいけど、英語の成績はあまりよくないね」と言われ、負けず嫌いだった北城氏は
「高校に行ったら英語を必死に勉強しよう」と決意し、高校での三年間、英語漬けの毎日を送って英語をマスターしたのです。
 また、「これからはコンピューターの時代が来る」という記事を読んで感銘し、大学では
コンピューターの勉強に明け暮れました。その結果、コンピューターの知識が役にたって、
日本IBMに入社出来ました。
 そして、入社二年目で社内の海外留学試験に応募したところ、「英語」が役にたち、試験に合格し留学できたのです。
 彼はその後も自分の得意分野の知識を活かすことによって、結局、日本IBM会長
にまでなりました。
 皆さんも、北城氏の「英語」や「コンピューター」のように、自分の興味のある分野を早く見つけ深く勉強していき、「これだけは誰にも負けない」ものを作ってください。
 そして、その得意分野を活かした仕事について、「働くこと」の喜び、生きがいを感じて
ほしいのです。
 皆さんが、伝統ある紫雲中学校の卒業生として、楽しみ、喜びを見いだせる仕事に出会って、実りある人生を過ごされることをお祈りし、お祝いの言葉とさせていただきます。
 本日はご卒業おめでとうございます。

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